『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』は、フランス発の大ヒットドラマ!
自閉症があり論理派、こだわりが強いアストリッドと、直観的ですぐ行動の警視ラファエルがタッグを組み難事件に挑んでいく刑事ものドラマです。
ですが自閉症を従来とは異なる角度で捉え、多くの視聴者から共感を得ています。
主なキャストやドラマのコンセプト、なぜそんなに人気なのかを考察しました。最後までお付き合いください!
アストリッドとラファエル 文書係の事件録 シーズン2の主なキャスト、声優は?
サラ・モーテンセン / アストリッド・ニールセン役(声:貫地谷しほり)
自閉症ではあるが、犯罪捜査に関することなら得意の論理的思考を活かし、何時間でも話していられる。記憶力が良く、メカニカルパズルが好き。
そんなアストリッドを演じるのは、1979年パリ生まれのサラ・モーテンセン。
幼い頃、左目に大怪我を負った影響で左目はほとんど見えません。
そんな状況でも、女優の母の影響もあり、演劇学校を経て『美しい人生を!』や『フランス絶景ミステリーコレクション』などに出演。
片目しか見えないのに女優を目指すなんて強いメンタルですね!
個人的にはそこまでして目指すものがあるのは羨ましいです。
アストリッドを演じるにあたり、自閉症について深く研究しました。とても勉強熱心な女優だと私は思います。
ちなみに女優の母は、アストリッドの母役として出演しています。
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ローラ・ドベール / ラファエル・コスト役(声:林真理花)
アストリッドとは対照的で、論理で固めるというよりサッと行動に移す派。
自分にないものを持っているアストリッドを高く評価し、良き理解者でもある。
1人息子のテオのシングルマザーだが、自身は母の名前も知らず、幼い時に亡くなった兄、そして姉がいる。
この辺りのラファエルの葛藤なども描かれるのでは、と私は思っています。
そんなラファエルを演じるのは、1979年フランス生まれのローラ・ドベール。演劇学校に入学したが、悲惨な交通事故で中退。
治療費返済のため会社員等を経て再び女優を目指した。
交通事故で心身共にボロボロに。そこから人生を立て直し、さらに女優として大成功。
個人的に尊敬しますね。姐御の雰囲気が特に私は好きです。
『パリ、ピガール広場』や、クレール・ボロトラも出演の『Bright-eyed Revenge』などに出演しています。
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ブノワ・ミシェル / 二コラ・ペラン役(声:川田紳司)
同期のラファエルとは15年以上一緒に働いていて、密かに恋心を抱いている。博識であることをひけらかす時がある。
そんな二コラを演じるのは、1988年フランス生まれのブノワ・ミシェル。
劇団を立ち上げた母の影響もあり、11歳で演劇の世界に興味を持ちます。
『まばゆい太陽』、『バイアスロン殺人事件~閉ざされた銀世界の秘密』、ローラ・ドベールも出演の『Bright-eyed Revenge』に出演。
私生活ではかわいい女の子のパパです。臨月のパートナーとのツーショットが話題になりました。
私の二コラの印象は、優しいのですが、女性のことになると奥手になる。
なのでラファエルのような、自分にない大胆さを持っている女性に惹かれるのは分かりますね。
文学好きなんてラファエルとは全然釣り合わないと個人的には思いますが、恋仲に発展するのでしょうか??
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ケンゴ・サイトウ / テツオ・タナカ役(声:中川慶一)
日本食料理店の店主アピュ・タナカの甥。物静かな青年でアストリッドに恋心を寄せている。
シーズン2ではそんな片思いから動きがありそうです!
そんなテツオ・タナカを演じるのは、日本生まれパリ在住のケンゴ・サイトウ(齊藤研互)。
北インドの楽器のタブラとシタールの音楽指導やコンサート活動をしています。
私のイメージとしては、俳優というよりミュージシャンですね。物静かな雰囲気でアストリッドと釣り合っていると私は思います。
個人的には彼らの展開がこのドラマで一番楽しみです!
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ブルース・テソール / ジュリアン・フレデリック役(声:おかやまはじめ)
アストリッドに恋心を抱く科学捜査官。アストリッドからは全く男性として見てもらえないが、めげずに好意を持ち続けている。
そんなジュリアンを演じるのは、1974年フランス生まれのブルース・テソール。
優しそうな雰囲気ですが、10代はバリバリのテニス選手でした。
30歳過ぎてから演技を学び、34歳でデビューしたので俳優として遅生まれのタイプです。
マイペースで自分なりに人生を謳歌している印象です。
サラ・モーテンセンとのパートナー関係は終わった説あります。本当なら残念ですね!お似合いカップルだと私は思っていました。
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アストリッドとラファエル 文書係の事件録はどんなドラマ?
凸凹コンビが繰り広げるミステリー解決ドラマ
運命的に引き寄せられた論理派のアストリッドと直感的のラファエル。
凸凹コンビではあるけれど、言い換えればお互い持っていないものを補い合っている最強コンビ。
そんな2人が、一筋縄では行かない難事件を解決に導いて行きます。
宇宙人や古文書なども絡んくるのでスケール大!時空を超えて凸凹コンビが事件解決に奔走します。
私は「古代」や「前世」などのミステリアスなワードが好きなので、そんな要素を絡めたドラマはたまりませんね!
自閉症は障がいではなく、個性
アストリッドは自閉症ですが、そういった要素にフォーカスせず、1人の人として他者と関わることや社会での存在価値にフォーカスしています。
個人的にはこの点に共感します。日本国内では、100人に1人が自閉症として生まれてくると言われています。
職場や学校に居てもおかしくない数字だと私は思います。
対人関係や場の空気を読むことが苦手という特徴がありますが、完璧な人間などいないのですよね。
欠点や弱点ではなく、良い所や長所に目を向けて人付き合いしたいと私は常々思っています。
シャーロック・ホームズにインスパイアされた?!
私はこのドラマの概要を読んだ時、なぜ「自閉症」という特徴を主人公に付け加えたのか、ずっと気になっていたました。
調べてみると、脚本家のアレクサンドル・ド・セガンはシャーロック・ホームズの大ファンだと分かりました。
その著者のアーサー・コナン・ドイルは、自閉症やアスペルガー症候群にインスパイアされてシャーロック・ホームズというキャラクターを生み出したのです。
これを知ったアレクサンドルは、これだ!とばかりに自閉症について調べ始め、アストリッドを生み出したのです。
アストリッドは、女性版シャーロック・ホームズだったのですね!
彼女の鋭い推察力と不器用さを見れば、確かにシャーロック・ホームズ、と私は思います。
ラファエルはワトソンでしょうか。大人になっても先入観がなく、ヘンに人をジャッジしない。
2人とも、ある意味子供の心を持っている無邪気な面を持っている大人だと私は思います。
最高視聴率は28%の超人気番組!
これまで本ドラマの魅力、見どころをたっぷりお伝えしてきました。なので最高視聴率が28%なのも驚きではありませんね。
自閉症を個性として扱い、自閉症を乗り越えるという発想ではなく、それを受け入れる。
その先の人間関係や社会での在り方に多くの人が共感したのだと私は思います。
もちろんキャスト、特にアストリッド役のサラ・モーテンセンとラファエル役のローラ・ドベールの演技力の高さもありますけどね。
嬉しいニュースとして、本ドラマはシーズン5が製作されています!
2024年2月に撮影がスタート、フランスでの放送日は今のところ未定ですが、日本でもいつかは放送されると私は確信しています。
放送国は80カ国に達し、本国フランスの他、日本、スペイン、イギリス、ロシア等でも放送され多くの人々から共感を得ています。
80カ国はさすがに私も驚きです!
アストリッドとラファエル 文書係の事件録のまとめ
・自閉症で理論派のアストリッドと、直感派の警視ラファエルの凸凹コンビが難事件を次々に解決する刑事ものドラマだが、自閉症を個性として扱ったコンセプトになっている。
・事件解決だけでなく、アストリッドとラファエルそれぞれの恋愛模様や、家族関係も取り上げている。
・シーズン1は本国フランスで2020年3月に初めて放送され、シーズン4までの最高視聴率は28%に達した。2024年6月現在はシーズン5が製作されている。
・日本を含む約80カ国が放映しており、人々の関心の高さが伺える。
・シーズン1が7月6日から毎週土・日曜日の午前9時59分~10時55分に放送される。シーズン2も8月10日から同時間帯に放送予定。
シーズン1、2は放送済ですが、見逃してしまった方は今度こそチェックしましょう!私も今から本当に楽しみです!
アストリッド役のサラ・モーテンセンを徹底解説!夫、子供はいる?
ラファエル役のドーラ・ドベールは苦労人!事故でトラウマに!?
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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