キングズリー・ベン=アディルは、『ボブ・マーリー: ONE LOVE』でボブ・マーリー役を熱演、『バービー』にも出演の注目のイギリス人俳優です。『あの夜、マイアミで』では唯一無二のマルコムXを熱演!生い立ちや出演作品などwikiより詳しく解説していきますよ!どうぞ最後までお付き合いください!
キングズリー・ベン・アディルの身長などのwiki風プロフィール、生い立ち
キングズリー・ベン=アディルの簡単なプロフィールを見ていきましょう。
名前:キングズリー・ベン=アディル Kingsley Ben-Adir
年月日:1986年11月20日
出身地:イギリス ロンドン
身長、体重:180cm、58㎏
家族:両親、兄/弟
学歴:ギルドホール音楽演劇学校
キングズリー・ベン=アディルは、トリニダード島出身の母とイギリス人の父を持つ黒人と白人のハーフです。両親の離婚後は母、兄/弟と暮らし始めました。
キングズリー・ベン=アディルの母は元々クリスチャンでしたが、息子2人と共にユダヤ教に改宗。姓もヘブライ語で ”強者の子” を意味する “Ben Adir” に改姓してます。
宗教はもちろん、姓までも変えるとは驚きですね!離婚したタイミングでの変更なので、母にとって離婚はとても大きな人生のターニングポイントだったのは間違いないと、と私は感じました。
キングズリー・ベン=アディルは特別支援クラスの教師を目指していた時期もありましたが、21歳でギルドホール音楽演劇学校に進みます。
キングズリー・ベン=アディル俳優デビューは25歳の時の舞台『The Riots』。シェイクスピアの『夏の夜の夢』や『空騒ぎ』にも出演してます。
舞台で俳優デビューする俳優や女優はけっこう多いですね。しっかりした演技力を体得していそうです。
キングズリー・ベン=アディルは、2014年以降は舞台に出演していません。逆に映画やテレビドラマ出演が増えてきているので、活躍の場を映画やテレビにシフトしたのでしょう。
キングズリー・ベン=アディルの新作映画は『ボブ・マーリー:ONE LOVE』でレゲエの神様ボブ・マーリー役!
キングズリー・ベン=アディル主演映画『ボブ・マーリー: ONE LOVE』で、”No woman no cry~♪” のレゲエの神様ボブ・マーリーを演じています!
ボブ・マーリーが実際に歩いたジャマイカの通りやサッカー場も使っての撮影!ボブの息子のジギー・マーリーがプロデューサーとして撮影にも同行。
ボブ・マーリーが生きた世界が忠実に再現されています!録画映像も織り込まれているので実際のボブの映像も観れますね。
私は、ボブ・マーリーの実映像にやはり感動しました。キングズリー・ベン=アディルの演技ももちろん感動なのですが、やはり本物はオーラが違いますからね。
映画ではキングズリー・ベン=アディルが全曲を歌いましたが、ラストのカットはキングズリー・ベン=アディルの声とボブ・マーリーのアーカイブの録音をブレンド。これも楽しみポイントです。
キングズリー・ベン=アディルは歌とギターの練習の他に、50本のボブ・マーリーのレアなインタビュー動画を吸収するように見ました。ボブ・マーリーというアーティストを熟知するためですね。
「ボブ・マーリーを深堀すればするほど、彼にとって音楽は本当に全てだったんだと思い知らされたよ。実際に彼を救ったし、当時いた他のアーティストと一線を画すものだった。」
キングズリー・ベン=アディルはさらに比ゆ的表現で理解出来なかった部分を、ジャマイカ人に頼んで翻訳。何百ページもある原稿をさらに熟読。
キングズリー・ベン=アディルのこの事前準備、物凄く熱がこもってますね!レゲエ音楽というものをそこまで知らない私でも、主役俳優がここまで強固に準備した映画なので観る価値あります。
ただちょっとした問題もありました。キングズリー・ベン=アディルはイギリス人なんですが、一部のジャマイカ人からは、なぜボブ・マーリーをイギリス人俳優が演じるんだ!と不満の声が。
キングズリー・ベン=アディルは前述の通り、徹底的にボブ・マーリーを調べ上げました。期待に応える演技を見せています。
歌の練習は特に大変だったと思いますよ。ギターの練習と合わせて約1年使い徹底的に練習した、と語っています。
ボブ・マーリーという人物がとても偉大なので、プレッシャーも相当大きかったと思いますが、映画は感動的でした。
キングズリー・ベン=アディルは『あの夜、マイアミで』で唯一無二のマルコムXを熱演!
キングズリー・ベン=アディルの代表作である『あの夜、マイアミで』では、唯一無二のマルコムXを演じています。
1960年代のアメリカ。4人の黒人男性がひたすら黒人が社会で置かれている状況を議論する映画です。
キングズリー・ベン=アディル演じるマルコムX、ボクシングのヘビー級世界王者のモハメド・アリ、元アメリカンフットボール選手のジム・ブラウン、そしてミュージシャンのサム・クックが公民権運動などを議論。
キングズリー・ベン=アディル以外で過去にマルコムXを演じた俳優は、デンゼル・ワシントンやスパイク・リーなどいますが、それらの映画を観て参考にはしませんでした。
キングズリー・ベン=アディルは彼自身のマルコムXを作り上げ、演じたかったのです。
「この映画を完全に自分のものとして熟知したかった。でもそれは恐怖でもある。アドレナリンが無意識に出ていたと思うよ。」
キングズリー・ベン=アディルは、本物のマルコムXにより近づくため9キロ減量。2か月に及んだ撮影期間中もマルコムXのスピーチ映像を何度も見聞きし、彼なりのマルコムXを作り上げました。
ハリウッドやイギリスの映画界は今も黒人差別とまでいかなくても、人種の壁はあるようです。例えばキングズリー・ベン=アディル出演のNetflixドラマ『The OA』。
キングズリー・ベン=アディルは、黒人に対する人種差別発言のシーンについて、それは必要なのか?と監督に疑問を投げかけると、
「それが現実じゃないか。」
いや~、こんな言い方はショック。もっとダイバーシティを高めて欲しいですね。ハリウッドという大きな組織だからこそお手本として振舞ってくれることを希望します。
ダイバーシティの課題はありますが、キングズリー・ベン=アディルのマルコムXの演技は高く評価され、インデペンデント・スピリット賞ロバート・アルトマン賞など4つの賞を受賞しました。
キングズリー・ベン=アディルの主な出演作品、まとめ
キングズリー・ベン=アディルの主な出演作品
≪映画≫
・2017年『キング・アーサー』(2017)
・2020年『フォトグラフ』(2020)
・2020年『あの夜、マイアミで』(2020)
・2023年『バービー』(2023)
≪テレビドラマ≫
・2013年『ピーキー・ブラインダーズ』(2013)
・2019年『The OA』(2019)
・2020年『ハイ・フィデリティ』(2020)
意外な出演でいうとやはり『バービー』でしょうか。たまにはこういったライトな役も演じてみたかったのでしょうね。
私のおススメはやはり『あの夜、マイアミで』です。日本にいると人種についてあまり考える機会はありませんが、労働者不足などありますし、いよいよ本格的に国際化にこれまで以上に向かうでしょう。
そんな社会の動きの中で、一人一人が異なる人種を受け入れていかないと、いがみ合うだけで社会が回っていかないですからね。
ですが今は、新作の『ボブ・マーリー: ONE LOVE』が気になって仕方ありません(しつこいですね!)ではキングズリー・ベン=アディルのまとめをチェックしましょう!
キングズリー・ベン=アディルのまとめ
・母はトリニダード島出身の黒人、父はイギリス人の白人。両親の離婚後は母、兄/弟と暮らし始めた。
・母は元々クリスチャンだったが、息子2人と共にユダヤ教に改宗し、姓も “Ben Adir” に改姓した。
・21歳でギルドホール音楽演劇学校で演技を学び始めるまで、演技を学んだことはない。
・俳優デビューは、25歳の時の舞台『The Riots』で、現在は活躍の場を舞台から映画、テレビにシフトしている模様。
・映画『あの夜、マイアミで』のマルコムX役が好評で、インデペンデント・スピリット賞ロバート・アルトマン賞など4つの賞を受賞した。
・新作映画『ボブ・マーリー: ONE LOVE』ではボブ・マーリーを演じる。日本公開は2024年5月17日。
オーディションの最中に「君には無理だ」と言われて大ショックを受けたこともキングズリー・ベン=アディル。それが今ではご覧の通りの活躍!
今後もっと有名になること間違いなしだと私は思っています。引き続き応援させてもらいます!
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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